Dragon Quest 10

元々はオンラインゲームのDQ10が、オフライン版として作られた。
GAMEFIELD20周年記念のプレイ記録を、この作品で書く。










START 2022.9.14 23:52


[#01] 9/15

今作の主人公は、DQ3や9と同じくキャラメイク方式。
もとがオンラインゲームなので、必然的にこれが採用される。

DQでは、主人公の性別が選べる場合は必ず♀主にしている。これでバランスが取れる。
名前は「スピカ」。由来はラグナロクオンラインから。
DQ3の1人旅でこの名前を使ったが、再度挑む場合はそちらの方で新しい名前を考える。

また、主人公には兄弟姉妹が1人いる。いずれかを選択するが――妹にしよう。
名前は「アイリ」。由来の方で双子の妹分がいるので、その一方から。もう1人のアルナには申し訳ないが。
青髪にしたが、茶髪にするべきだったか。


物語は、エテーネの村から始まる。
人間が住む、平和で小さな村だ。DQ11で来たことがある。
遠くに見える城が目を引く。

DQ10-01

DQ10-02

温暖な気候の地にあるのか、スピカもアイリも結構な薄着。
アイリは子供に見えるが、少なくとも10歳以上ではある。
8年前に初めて錬金をやって、今でもハマっている……が腕はよくないようだ。
作った帽子をプレゼントされるが、かぶりたいかと思うと……。

錬金が話題に出たが、今作はDQ8の錬金とDQ11の鍛冶の両方ができるという。
いずれにしても、今後の楽しみにしよう。

アイテムつながりでもうひとつ、毒消し草を干してお茶にするとおいしいらしい。
こちらの世界で販売された、スライムの急須で入れると完璧だろう。


プロローグでは、スピカの職業は「見習い」となっている。
初期HP29は、DQでは高い方に入る。

レベルアップで習得する呪文を、最初から確認できる。
目を引くのは、ナンバリングでは初登場のザオ。ザオラル・ザオリクの下位となる蘇生呪文だ。
簡単に習得できる代わりに、HPは1しか回復しない。バトル中に使うなら工夫が必要だろう。

DQ恒例のトレジャーハントも可能。タルやツボを調べよう。
くまなく探し回れば、合計で100G以上が集まる。薬草も当面必要な分は揃えられる。
この金で装備を強化するかは……迷ったがNo。もう少し金をためてみる。


そんなある日、アバ長老が守護神のカメ様からの予言を賜る。

DQ10-03

これで驚かない村人はいないだろう。
今作の緊急事態BGMは、DQ8の「急げ!ピンチだ」が主に使われる。


清き水の洞窟にあるテンスの花を持ち帰れば、この運命から逃れられるという。
花を入手しに行く役に、スピカとアイリ、そして長老の孫のシンイが指名される。

少し距離がある上にモンスターも出るが、敵シンボルをよく見れば回避は可能。
いかにも門番のように君臨するスライムナイトやゴーレムもいるが、戦わなくても進める。拍子抜け。
キメラやオーク、グレムリン、洞窟内ではメラゴーストにギズモなど、とてもプロローグとは思えない顔ぶれも数多くいる。
道幅の狭い洞窟内だと、さすがにノーバトルでは踏破できない。1度だけ戦った。

DQ10-04

ファーストバトルがくさった死体×2。前代未聞だ。
スピカ1人では勝てそうにないが、同行しているシンイとアイリはLv7。
シンイはメラで、アイリはスティックによる通常攻撃で戦ってくれる。
防御を重視しながら戦えば、勝機はある。

勝利すれば26の経験値を入手、一気にLv3に上がる。


洞窟の最奥で、テンスの花を発見。
しかし、冥王の手下が花を燃やしに来た。戦って追い出すしかない。

DQ10最初のボス、魔導鬼ベドラー。
攻撃力は45といったところか。Lv3のスピカなら、2発は受けられる。
アイリがホイミを使ってくれるが、なるべくスピカが率先して回復する。アイリには攻撃させたい。
シンイはメラで攻撃、MPが切れたら杖で殴ってMPを回復。

ベドラーの得意技は、フラフープを振り回すフラタイフーン。全体に15ダメージだ。
他にドルマと、追い込まれるとホイミも使う。
この時点では1ターンでホイミの回復量を上回れないので、敵が回復の手を抜くことを願うしかない。

Lv3で挑むのは無茶したかと思ったが、勝利。
しかし、なぜか経験値をもらえない。

DQ10-05

これが最後とばかりに、存分にカメラに映るベドラーだった。


帰りは一切の敵シンボルが出ず、ノーバトルで帰れる。

案の定、エテーネの村に帰ってきた時にはすでに予言された災厄が訪れていた。
その主は冥王ネルゲル。この最序盤でボス自らお出ましだ。

DQ11S同様、イベントはボイスあり。
オンライン版ではver.5からボイスありになったため、このオフライン版に向けて収録された。
ネルゲルのCVは近藤隆さん。テイルズで一度会った。

DQ10-06

道中で聞いたが、アバはシンイにだけ予言の続きを伝えていた。
テンスの花を持ち帰っても、生き残れるのは1人だけ。
いつものDQなら、それは主人公……だが今回は違う。
スピカが意図せず発動させた時渡りの能力で、アイリがどこかに飛ぶ。
エテーネの民に古くから伝わる能力だが、数百年前に使い手がいなくなったという。覚えておこう。

アイリ以外の村人達は、1人残らず冥王の手にかかる。
いつものDQと異なり、スピカも例外ではない。


その後、スピカは謎の声に導かれる。
幽体離脱してたどり着いた神殿は、これもDQ11で訪れた。

謎の声は語る。エテーネの村の外には、5つの種族が住む広大な世界――アストルティアがある。
スピカはこれより、五種族のいずれかに転生する。
ウェディ、エルフ、ドワーフ、プクリポ、オーガという種族で、それぞれ異なる大陸で生活している。


選ぶのは、水の民ウェディ
由来の方のスピカは青髪で、クエストの褒賞品から水属性が割り当てられているので。

外見のキャラメイクをやり直して、さらに今度は職業も決める。
戦士、武闘家、魔法使い、僧侶、盗賊、旅芸人の6つから選ぶ。
迷ったが、魔法使いに。
ここも由来通りなら戦士を選ぶべきだが、ウェディの戦士だと被り問題がある。

DQ10-07

それでは、アストルティアに降り立とう。

PLAY 1:22



[#02] 9/16

物語の舞台は、ウェナ諸島・レーンの村に移る。
鍛錬中に事故死したウェディに転生し、スピカの物語は改めて始まる。
この転生先のウェディの名も同じくスピカというが、あまりにも偶然過ぎる。

ステータスを確認すると、プロローグで得た経験値とアイテムは引き継がれない。
Lvは1に戻っている。魔法使いなので、最初からMPが28もある。
武器は、両手杖、短剣、鞭を装備できる。
職業ごとに装備できる武器が設定され、系統ごとにスキルがある。DQ9と同様のシステムだ。
ただし、スキルはDQ11のパネル式になった。

また、DQ9にあった職業ごとのスキル系統はオンライン版にもあるが、今作では廃止された。
レベルアップで覚える呪文に統合され、一部のスキルは他職でも利用できる。
魔法使いなら、Lv9で他職でも有効な「攻撃魔力+10」が得られる。
DQ9同様、レベル習得の呪文は他職では使えない。


レーンの村のストーリーは、友人のアーシクの結婚式を成功させること。
ウェディの風習のもとでの結婚式は、いくつかの手順がある。
特に重要なのが、シェルナーと呼ばれる仲人だ。
スピカはこの役を、冒頭に登場した鍛錬の相手――ヒューザと争う。

シェルナーを決めるべく、村長がひとつ課題を出す。
地底湖の洞窟から水を持ち帰る。早い方が勝利だ。
この勝負をスピカが制する。
道中はノーバトルで踏破。おかげでヒューザより早く帰ってこれた。


ウェディの結婚式では、花婿から嫁に貝殻をプレゼントする。
アーシクは浜辺の慰霊碑から、これを入手。なんだか嫌な予感がするが……。

DQ10-08

そしてその予感は的中する。あからさまに怪しかったので。
花嫁のキールを迎えに出向いた祈りの宿で、貝殻を渡すと事件が発生。
この貝殻が置かれた慰霊碑は、かつて結ばれなかったウェディのカップルを祀る物だった。
今現れた黒い怪物は、その花婿の成れの果てだ。


慰霊の浜に場を移し、黒き花婿とのボス戦。
ここまで一度も戦っておらず、Lv1のままだが大丈夫なのかと思いつつ戦うと……

   26ダメージ

そんなのありですかっていう攻撃力で、ものの見事にねじ伏せられた。
とてもLv1で勝てる相手ではない。装備やアイテムは乏しくスキルも無し、策を弄するにも策が無い。


これは、レベル上げするしかなさそうだ。
フィールドのスライムやモーモンに始まり、洞窟のスライムつむり、メーダとも戦う。
図鑑を埋めるつもりで、見かけたモンスターとは一通り戦ってみた。

DQ10-09

ゲームスタートから2時間近く経過して、やっとスライムと戦う。
相変わらずぷにぷにしていてかわいいね、ペットにしたい・w・


祈りの宿周辺、レーナム緑野のモンスターは少し手強い。
こちらはLv6でヒャドを覚えてから戦いたいところ。
タホドラキーやバブルスライムなど、一撃で10前後のダメージを与える敵が出る。
西部のアルミラージやリリパットはさらに強い。特にアルミラージ3体はLv8前後でも逃げた方がいい。
ホイミスライムは一撃で倒せることが挑む条件。でないと延々と回復されて仕留められない。

地底湖の洞窟の北東は、危険を知らせる看板がある。
その奥は強敵ばかり。あらくれチャッピーのドロップキックを食らい、72ダメージで一撃KOされるorz
探索するなら絶対に敵シンボルを全回避する気で。
ただ入手できたアイテムも素材ばかりで、早く来る意味は無かったか。
鍵付きの宝箱が1個あった。

浜辺の洞窟も同様、現時点で行くべき場所ではない。
ゴルバとガルバに一撃で追い出された。こちらは124ダメージだ。オーバーキルですかorz


そんなこんなで歩き回って、Lv10まで上がった。
祈りの宿に併設されたショップで、装備を整える。
魔導士の杖で攻撃魔力を強化。道具として使うとメラの効果だが、MPが切れた時の代打にしかならないか。
防具は絹のローブを上下と、帽子もセットで。
これらの装備は魔力も上がる。

少し金が足りなかったので、集めた素材をいくつか売った。
この序盤でも1個20G前後で売れる。面倒だが、キラキラを見つけたら毎回チェックしたい。
特にウェナールシェルは160Gと高価。今後も拾えるので、ここで入手した分は売ってよさそうだ。


ここまで準備したら、黒き花婿と再戦だ。
攻撃力は55前後。連続パンチに備え、HP40はキープしたい。
これを下回ったら、薬草で回復する。
どうやら素早さが低いらしく、「後手⇒先手」のパターンは来なかった。
これが来ると2回連続で攻撃される。1on1の時は警戒したい。

こちらからの攻撃はヒャドでもいいが、Lv10でイオを覚えていればより効果的だ。
1発で40ダメージを与えられる。
消費MPも4と軽いため、MPが切れる前に押し切れるだろう。
あとは回復を怠らなければ。


かなり苦労したが、これにて結婚式の準備で大変な部分は終わる。
あとはレーンの村に帰って残りの準備、そして本番だ。

その後、孤児院の主・バルチャと話す。
彼が持っているラーの鏡なら、スピカが元は人間だったことを見破れる。

元々のスピカは昔この村に拾われ、孤児院で育った。
大人になったら本当の両親を探す、という夢を持って。
今回の件で一人前と認められ、スピカは旅に出る。
転生した意味と世界の真実を見つけることと、元々のスピカの夢だった両親探し、その両方が旅の目的だ。

だが、すでに全滅5回。前途多難な予感がする、DQ10の物語の始まりだった。


おまけ。断るのが前提なのか?

DQ10-10

3:31
スピカ:Lv11



[#03] 9/17

最初の目的地はジュレットの町。ウェディが集まる大きな町だ。

船を降りると、ジュレー島下層に入る。洞窟ながら「下層」だ。
拠点にたどり着くまでは、可能な限りバトルを避けていく。
特に、しびれくらげは相手にしたくない。この手のモンスターは、1人旅の時は最警戒すべき。
DQヒーローズのホミロンいわく、ホイミスライムとは全然違うらしい。

洞窟を出てミューズ海岸を北に歩けば、目指すジュレットの町はある。


DQ基準ではかなり大きな町で、様々な施設が揃う。
町の西には大陸間鉄道の駅がある。DQで列車は珍しい。
どうやら駅のホームから飛び込んで泳ぐウェディがいるらしく、飛び込み禁止の看板がある。

DQ10-11

高台からの景色はなかなかのもの。


一部の施設は、利用する前にクエストをひとつ要求される。
まず、銀行は利用者登録、こちらの世界で言えば口座を開設する必要がある。思わぬところでリアルになった。
登録書類を書くため、きらめきインクが必要だ。
レーナム緑野に戻り、バブルスライムから採取する。

宿屋にいる旅のコンシェルジュは、スライムベスから入手できるアストルニウムを要求する。
報酬にもらえるウルベア金貨は、2000Gで売れる。むしろそっち目当てで達成したいクエストだ。

これは施設ではないが、大きなかばんの入手クエストもある。
現在、持てるアイテムは50種類。これだけだと後々不便だろうから、早めに拡張しておきたい。
ジュレー島上層のリザードマンが落とす大トカゲの皮と、ミューズ海岸のジャガーメイジが落とすなめしエキスを要求される。
後者は今でも勝てる。HPが80以上もある強敵だが、ヒャド3発で仕留められる。単体なら問題はない。


酒場にはダーマ神殿の出張所があり、転職ができる。
DQ9同様、レベルは職業ごとに個別となる。
装備の使い回しに制限があるので、頻繁に転職するなら注意したい。

今作では、どの職業もLv2でSPが3もらえる。メイン以外の5職で合計15だ。
これを逃す手は無いと、転職して稼ぎに出る。
町のすぐ外にいるスライムベスになら、Lv1でも勝てる。武器無しだと少し面倒だが。

たまったSPで、祝福の杖(特技)を習得。
僧侶でなくても、杖の使い手であれば回復を行える特技だ。
もうしばらく1人旅になるのなら、回復手段を持っておくと便利だろう。
ただし移動中には使えないため、薬草もまだ手放せない。20個ほど常備する。

その途中で、早詠みの杖も覚えた。
オンライン版では詠唱速度を短縮するが、今作では時々2回呪文の効果になった。
長期戦になりそうな時に、使ってみよう。

前述のウルベア金貨を売った金で装備も強化し、かなり戦力が上がった。
これで、ジュレットの町のストーリーに挑もう。


この町でやるべき仕事は2つ。
まずは、知恵の眠る遺跡に行く。キンナー調査員の護衛を務めることとなる。
ちなみに、町長は先日アーシクと結婚したキールの父親だ。

キンナーは戦闘もできる。Lv12でHP86/MP88という数値は、スキル分を除いたスピカと同じだ。
彼もLv12の魔法使いってわけだろう。
メラ、ヒャド、ラリホー、悪魔ばらいの他、薬草で回復もする。

薬草といえば、錬金が使えるようになった。
今回の上薬草は、薬草3個で作れる。24GでHP50~60回復だ。これも作っておくと役立つ。
ただし、移動中に使うのなら薬草の方がコスパはいい。

DQはMP回復アイテムが手に入りにくいのだが、今作では魔法の小瓶が50Gで店売りされている。
3個で魔法の聖水に錬金できる。MP回復は戦闘時に使うことが多いので、聖水の方を多めに持つといいだろう。


目的地の遺跡は、ラーディス王島にある。
このウェナ諸島では、島から島への移動はカヌーが基本だ。

DQ10-12

せっかくゲストがいるのだし、目にしたモンスターとは1度ずつ戦っていく。
ここでスライムタワーが登場。フィールドでは積み上がらずに3体バラけている。
しかし、真ん中の赤いスライムの目が小さくて今ひとつかわいくない。

他にスライムナイトと、キングスライムも出る。
どーんと高台に君臨しているので強そうだが、実はそうでもない。ヒャド4発で倒せる。
登場時の顔ドアップは、さすがの大迫力だ。

DQ10-13


一方、タップペンギーやダッシュランは手強い。
前者はHP300前後、攻撃ひとつで30ダメージ、しかも集団で出る。3体組は逃げた方がいい。

ダッシュランは60ダメージの通常攻撃を使うが、単発なら回復は追いつく。
……と思わせて、こごえるふぶきを使う。全体に80ダメージだ。
こんな場違いなダンジョンやモンスターに次々と出くわすのも、ネトゲをオフラインに仕立て直した今作ならではか。

ちなみに、主人公は倒されても戦闘後にHP1で復活する。DQ11と同様だ。
ゲストは1戦ごとにHPとMPが全回復する。


遺跡の内部は狭く、ボスもいないので探索は気楽。
最深部にある波紋の音叉を調べ、故障が見つかったため修理する。
修理用品に使う結晶牙を、1個だけ現地で調達だ。デスマエストロを狩って入手しよう。
今作で初登場のモンスターだ。

ここの魔物は、タップペンギーに比べれば弱い。
悪魔神官がいるのはDQ2をプレイ済みだと面食らうところだが、場違いに強いわけではない。
しかし、ザオリクとマホカンタを使うだけでも十分に厄介だ。
こちらが魔法使い2人なので、マホカンタは困る。


もうひとつの仕事は、町に流れ着いた子ネコを親元に帰す。
魚人のようなウェディは、傾向としてネコが苦手な様子。
特にジュレットの町では、巨大なネコの怪物の噂に人々がおびえている。

この子ネコを下手に処分しようものなら、親が殴り込みに来る。
なるべく平和に解決するには、親元に帰すのがベストだ。

こちらのイベントでは、ヒューザが同行する。
Lv17、両手剣を装備する。ぶんまわし一辺倒だが。
子ネコの持ち主のソーミャも加わる。戦闘には出ない……と見せかけて、物陰から薬草を使ってくれる。


目的地は猫島。名前通りネコ系のモンスターばかりが出る。
キャットバットは大したことないが、同系統のキャットフライはHP400の強敵。
DQ3とは上下関係が逆転している。
また、キャットフライはマホトーンを使ってこなかった。
プリズニャンも意外な強敵。通常攻撃で50ダメージ、ヒャダルコも使う。

この猫島には、キャット・マンマーというボスがいる。
ソーミャが拾った子ネコは、マンマーの息子・ジュニアだった。

ボスは話の通じる相手だが、問題は側近のキャット・リベリオだ。
実は下剋上を狙っており、その一手として女王の息子を島から流したという。
やはり、今回はボス戦無しに終わる話ではなかった。

DQ10-14

リベリオ:三枚におろしてやるニャ!
30ダメージ前後の通常攻撃を軸にするが、まだ受け切れる。
ただ守備力が高く、ヒューザのぶんまわしが20しか通らない。
45ダメージを与える、スピカのヒャドを中心に攻める。

しかし、リベリオには奥義がある。抜刀さみだれ斬りだ。
単体に5連続の攻撃、合計で90ダメージを食らわせる。
スピカのMHPは107なので、ほぼMAXを維持していないと受けられない。
もうひとつの技、抜刀太刀風でHPがわずかに減っていたところをやられた。
こちらは全体に12ダメージと、転倒で1ターン休みの効果だ。

今作では、ゲストだけで戦闘を続行できる
ソーミャの薬草を頼りに、ヒューザが戦闘を続行。粘り勝ちした。


これにて事件は解決。
ジュレットの町に帰ったソーミャは、住人達とともに町を守れるよう強くなるとヒューザに宣言する。
町長からは、欲しかったキーエンブレムをもらう。ウェディらしく青だ。
これをいくつか集めた時、物語が動くらしい。

そして、ヒューザが仲間に加わる。
片手剣、両手剣、斧を装備できる戦士タイプだ。
固有のクールスキルでは、やいばくだき、ロストアタックといった攻撃&補助技が目を引く。
DQ9で魔法戦士の得意技だった、各種フォース(属性付与)も習得できる。

仲間のスキルパネルは、大きなボードが1枚のDQ11形式。
片手剣を最低限だけ取って、クールをやいばくだき目指して進む。これを当面の方針にしよう。
武器に片手剣を選んだのは、盾装備で防御面を高めるため。
魔法使いのスピカがいるので、ヒューザはある程度防御寄りにする方がいいと判断した。
しかし、現状では盾の性能がよくないので微妙な気もするが。

おまけ。酒場にて、時代を感じさせる台詞だ。

DQ10-15

6:08
スピカ:Lv16 ヒューザ:Lv17



[#04] 9/18

ジュレットの町長からは、キーエンブレムの他に大陸間鉄道のパスをもらった。
アストルティアの五種族はそれぞれ異なる大陸に住んでおり、その大陸間には鉄道が通っている。

DQ10-16

DQ10-17

高級感のある、金色の車体だ。
一部では大地の箱舟とも呼ばれているが、ここで思い出すのはDQ9に登場した天の箱舟だ。
何か関係がある可能性も考えられる。


今いるウェナ諸島以外の、4つの大陸のいずれにも行ける。
つまり、ここからはマルチシナリオのようだ。

ウェナ諸島には、まだ行っていないヴェリナード城がある。
ひとまず足だけ運んでおいたが、まだここでのストーリーには手を出さない。
というか始められない。今はその時ではないようだ。

それでなくても、この島ではもう新たな仲間との出会いは無いだろう。
ならば、他の島に行くことを優先したい。


仲間といえば、予想通り選んだ種族によって最初に加わる仲間が変わるようだ。
もっとも転職はすでに解禁されているので、それに応じて主人公の職業を考える必要性はあまりないが。

そしてここからマルチシナリオとなるため、残るメインキャラ4人の加入順にも影響する。
誰よりもまずはヒーラーが欲しい。エルフの住む、エルトナ大陸に行こう。


初めて列車に乗った時は、放浪の賢者ホーローが現れる。
これにより鍛冶が解禁される。装備品を作ろう。
錬金も含め、今作ではレシピが無いと物を作れない。

列車はアズランの町に到着する。
意外にも(?)、アストルティアのエルフは和風のテイストが強い。
これが領主タケトラの屋敷だ。

DQ10-18

ジュレットの町と同様、アズランにも多種多様な施設がある。
ただ店の品揃えはあまり変わらない。キーエンブレムを集めるごとに売り物が増えるらしい。
そのため、今回のエピソードでは装備を強化しなかった。


この町でやるべきは、町に伝わる風乗りの儀を行うこと。
6年前から風乗りが空位となっており、儀式が行われずに町には古い空気が流れている。

新たな風乗り候補生は、領主の娘であるフウラだ。
彼女の母が先代の風乗りだったが、6年前にカムシカの子供を助けようとして事故で亡くなった。
そのため、これまでフウラは風乗りになる決心がつかずにいた。

DQ10-19


風乗りの儀を行うには、手綱と衣が必要になる。
手綱はすでに手配していたので、山間の関所まで引き取りに行くだけ。

関所までの道中に出るモンスターは、ウェナ諸島とは大きく異なる顔ぶれだ。
暴れ狛犬がクエスト対象になっているので、3体ほど狩る。かなり弱いが、楽な戦いで経験値が得られず。
主人公の種族にエルフを選んでいれば、一人前の証をもらった次にこのエピソードに挑むので
それでも対応できるよう、弱いモンスターが混ざっているということだろう。


風乗りの衣は、スイの塔の最上階にある。
フウラとともに、このダンジョンに挑む。
中央が吹き抜け構造になった7階建ての塔だ。構造はシンプルで、分岐はあるがトラップは無い。

また、階層ごとに出現モンスターが決められている(少なくともシンボル上は)。
1階はともしびこぞう、2階はわらいぶくろ、3階はスライムタワー、4階からはあおだけ童子が主に出現。
また、よろいのきしが宝箱を守ることもある。
あおだけ童子は新顔だが、あまり強くはない。HP100程度だ。
こちらも3人になったため、3体で来られても怖くはない。

DQ10-20

この和風な塔にいるスライムタワーは、まるで三色団子のようだ。おいしそう・w・


同行しているフウラは、バギとドルマで攻撃、ホイミと癒しの風(全体に40回復)で回復を行う。

スピカはメラ、ヒャド、イオの3属性を持つので、相手によって使い分ける。
全体攻撃したい時はイオだが、単体攻撃ならどれも出番がある。
今作のイオは消費MP4、ダメージを期待できるなら単体に使うのも悪くない。


最上階の扉は、風乗りの資格を持つ者のみが開けられる。
だが、内装はなぜかピンク&レッドのインテリアが並ぶ。
どうやら窓は封印されていないらしく、怪獣プスゴンが住んでいた。

DQ10-21

……と思ったら、これはフウラが持っているぬいぐるみのケキちゃんに対してだった。
強引にでも欲しがる。
だが彼の本来の任務は、風送りの儀を阻止すること。ネルゲルからの指示だという。

DQ10-22

ヒューザも感心する根性の持ち主だ。


部屋を片付けてから、戦闘に入る。
このボス戦は、BGMに「ずっこけモンスター」が使われる。やはりブギー枠ですか。

ドラゴン系のようだが、意外にもヒャドよりメラの方が有効。44ダメージほど与えられる。
ヒューザは火炎斬りか闘魂打ちで45、フウラはドルマで60ほど与える。
攻撃については、状況次第で対応できそうだ。

プスゴンの通常攻撃は20ダメージ程度だが、痛恨持ちなので油断はできない。75前後を想定する。
他にも、豊富な特殊攻撃を持つ。
中でもよく使うマジカルポシェットは、ランダムで効果が変わる。
ステッキならイオ(全体20)、傘ならデイン(全体35)の効果だ。

もうひとつ、いちご爆弾もある。これは1ターンのラグを置いて55ダメージだ。
これは防御できない。防御を解除してから爆弾のダメージ判定という順序になる。

多彩な攻撃を持つプスゴンだが、回復は十分追いつく。
スピカの祝福の杖に加え、フウラは癒しの風を使ってくれる。全体にホイミの効果だ。
終盤に痛恨といちご爆弾で合計130ダメージを食らい、ヒューザが倒されるハプニングが発生。
しかし、スピカとフウラだけで残りをしのいだ。
復活の杖(特技)を習得していればよかったのだが、SPが1だけ足りなかった。


プスゴンは本気を出そうとするが、フウラがケキちゃんを譲ると言って戦闘終了。
前述の通り、ネルゲルからの指示があったことを話してくれる。

さて、町に戻ったら風乗りの儀だ。

DQ10-23

この儀式を実現させるため活躍したスピカに、緑のキーエンブレムが贈られる。


そして、フウラが仲間に加わる。
初期Lv17、ゲスト時に使った呪文に加えてギラやマホトーンなども覚えている。
癒しの風にも上位技があり(スキルで習得)、全体回復ができる。
ただし蘇生はLv65のザオリクまで、Lv24で覚えるザオしかない。これはスピカの復活の杖で補う。

攻撃呪文は、ギラ、バギ、ドルマ系を覚えられる。
スピカが持つのはメラ、イオ、ヒャド系なので、ちょうどよく6系統が揃う。
デイン系は……やはり勇者でないと覚えられないか。

賢者タイプと思わせて、固有の風乗りスキルでレンジャー系の技も覚えられる。
DQ10では天地雷鳴士が習得するらしいが。
手持ちのSPで、ひばしらといなずまを覚えさせた。

武器は、両手杖、スティック、扇から選択。
スティックのみ盾を装備できるので、防御重視ならこれだろう。攻撃主体なら両手杖がいい。
が、今は盾を持っても大した効果は無い。当面は杖にしよう。

9:01
スピカ:Lv17 ヒューザ:Lv18 フウラ:Lv17



[#05] 9/19

今回は寄り道イベントを。

まずは、娯楽島ラッカランに行く。
名前の通り、カジノやコロシアムなどのエンターテインメントにあふれた島だ。
五種族いずれの領地にも入らないため、様々な種族の人が同居する。

DQ10-24

このコロシアムバーガーが名物らしい。ナイフが刺さっております。

今作のメダル王にあたる、メダル・オーナーもここにいる。
しかし長年の仕事仲間が行方不明になり、仕事どころではない。
これもクエストとして解決することになる。

素材屋に立ち寄り、さえずりの蜜を買うのを忘れずに。
町の酒場に届ければクエストクリア。210Gかかるが、ウルベア金貨がもらえるので1790Gのプラスだ。

DQ10-25

目玉はもちろんカジノ。スライムタワーのモニュメントに迎えられる。


地図で見てラッカラン島の逆側に、港町レンドアがある。
列車は眠くなるらしく、仲間達は寝ていることが多い。
フウラ:ガタンゴトン……って一定のリズムで揺れるのが心地よくて、居眠りしちゃった! スピカ様は眠くなかった?

ここでも、BGM「対話」が町の活気を演出する。
五大陸に囲まれた中央大陸、レンダーシアへ行く船が出航する町だ。
ただし、実際に行けるようになるのはver.2を待たなければならない。

この船の名前を取って、名物の海鮮丼はグランドタイタス丼と名付けられている。

ここでは釣りのミニゲームができる。アジを2匹ほど釣った。
カジノ同様、これもポイントを集めれば景品と交換できる。
高ランクの料理のレシピが気になる。

DQ10-26

DQ10-27

宿では、非常によく似た外見の人と出くわす。
さらに、この町ではダーマ神殿出張所の担当もベホマスライムだ。


この辺で道具袋を拡張したくなったので、リザードマン狩りに行く。
50種類しか持てないのでは、やはりすぐに限界が来る。
だが、リザードマンは手強い。バイキルトからの攻撃は100近くのダメージになる。
バイキルトいなずま斬りで、フウラに126ダメージの一発KO。
複数で来ないのがせめてもの救いだ。一度だけドラキーマを連れて現れたこともあるが。
あと、たまにだがラリホーが効く。通ればありがたい。
いずれにしても、3人以上になってから挑みたい相手だ。

アイテムといえば、ここまで種・木の実の類を全く入手できていない。
おそらくアストルティアには、その手のアイテムは無いのだろう。
オンラインゲームのDQ10で種集めができたら、簡単にゲームバランスが崩壊しそうだ。


一度アズランに戻り、エルトナ大陸を一巡り。
ツスクルの村は、主人公の種族にエルフを選んだ場合のスタート地点だ。
小さな村だが有名な学校があり、学園都市ならぬ学園村のようだ。
イベントは無いが、小さなメダルを2枚入手。

山間の関所の向こうには、カミハルムイ城がある。
ただし、城にはまだ入れない。

城の周辺には、くさった死体が夜限定で出現。
お掃除棒の調達をクエストで頼まれているので、何度か狩る。
プロローグの時より強くなっており、HPは600もある。こちらのLvが20前後の時に、これは多すぎるorz
物理と呪文のどちらに対しても紙防御で、火炎斬りとメラで60、ひばしらで75は入る。
しかし、それでも削り切るのは大変だ。

目当てのお掃除棒は、アズランの温泉の掃除に使う。
仕事を済ませたら、せっかくだし入っていこう。
1人でのんびり休むヒューザと、2人で話を弾ませるスピカ&フウラという構図が想像できる。

この温泉にはリホイミウムという成分が入っており、30分間リホイミの効果が得られる。
一度に1回復だが、移動中も有効だ。

10:58
スピカ:Lv20 ヒューザ:Lv20 フウラ:Lv19



[#06] 9/20

3個目のキーエンブレムを求めて、スピカ達はドワチャッカ大陸の岳都ガタラを訪れる。
まず展望台からの景色を見てみよう。

DQ10-28

町に入ってすぐ、ガラクタを積み上げて作られた家が目に留まる。
ここに今回の主役、ダストンが住んでいる。
ガラクタをこよなく愛し、役に立つ物を嫌うドワーフだ。
CVは伊藤健太郎さん。SO1のドーンとToPのチェスターが思い浮かぶが、この2人は狙ったかのように非常によく似ている。


このエピソードでは、2つのダンジョンを探索する。
まずはカルデア洞穴に行って、怪盗ポイックリンに盗まれた緑の歯車を取り返す。
ポイックリンが言うには、この歯車はウルベア地下遺跡の扉を開ける鍵だが、そこには危険なものが封印されているという。
と言って歯車を捨てる。

DQ10-29

ところが、ダストンは驚異的な身体能力を発揮。この通り、歯車を回収してみせる。
ヒューザ:はぁ……怪盗とか壁に張り付いてるおっさんとか……。オレはもうついていけねえよ……

このダンジョン、前半は天然の洞窟だが後半は人工的な遺跡だ。
ドワーフは古くから高い技術力を持ち、いくつもの高度な文明を築き上げた。ここもそのひとつだろう。
アイアンクックと戦うが、あっさり撃破。
ダストンと弟子のポツコンが同行しているが、彼らの腕前を見る機会は無かった。


もうひとつの目的地は、もちろんそのウルベア地下遺跡。
今度はダストンを止めに行くため、ポイックリンとともに挑む。
Lv17で盗賊ベースの能力を持ち、ヒュプノスハントを軸に攻撃、ホイミで回復もする。

遺跡には3つの広間があるが、目的地は亡都の地下堂だ。
地下2階に入ると強そうなモンスターが出るため、警戒しながら進む。
メタルハンターは特に手強いだろう。
戦うのも悪くないが、ここ最近は攻略も軌道に乗ってきたため
必要以上のバトルとレベルアップを避ける、本来のBlackのプレイングに戻る。

通路にいるイエローシックルは、侵入者にすぐ近くを通られても気付かない鈍いロボットだ。
HPも140程度しかなく、単体なら苦戦する要素は無い。


この遺跡に封印された危険なもの、それはウルベア魔神兵。
かつてドワーフの文明が作り上げた、高度な戦闘ロボットだ。
こうなった以上、ダストンがこれを起動させてしまうのはお約束。

DQ10-30

というわけで、ボス戦だ。
通常攻撃は35ダメージといったところ。
「通常攻撃⇒回転斬り(全体に35+転び)⇒ガレキ落とし(全体に25)⇒暗黒魔力砲(単体に120)⇒機能停止⇒2ターン後に再起動」と
おそらく行動パターンは完全ローテと思われる。
最も警戒すべきは暗黒魔力砲。回転斬りでほぼ確実に転ばされるので、次のターンでスピカだけでもMAXまで回復する。
今回こそ、復活の杖(特技)を習得した。
スピカ以外なら、1人くらい倒されても立て直せる。

特に機能停止中は守備力と耐性が下がり、攻撃の大チャンス。
ちょうどスピカがSHTになっており、ヒャドで200ダメージが入る。


これで、今回のイベントも解決。
魔神兵の残骸を持ち帰るダストンの後を追って、黄のキーエンブレムをもらいに行く。
役に立つ物は必要ないと、気前よく譲ってくれる。

そして、ダストンにも謎の声が聞こえていた。
ダストン:頭に直接話しかけてくるだけの、なーんも役に立たないポンコツ体験っ!!!
意味がわからないのも、また彼が愛する「役に立たない物」である。
彼いわく、スピカはポンコツを呼ぶ体質らしい。

そんな理由で、ダストンが仲間に加わる。
ルカナンやピオラなど、盗賊が覚える補助系呪文に加えて特殊な特技を持つ。
武器での戦闘もでき、短剣、鞭、ハンマーを使いこなす。
ハンマーは片手持ちなので盾も持てるが、盾スキルは持っていない。


次に行く前に、ドワチャッカ大陸を見てみよう。
移動中はザコと戦う機会もありそうなので、スピカの職業を僧侶に変更。
しかし、「楽な戦いは経験値なし」のしばりプレイに引っかかり経験値を入手できない。
どうやら自パーティ1人ずつではなく、パーティ全体で経験値を入手できるかの判定がされるようだ。
基準はおそらく自パーティの平均か最高レベルだろう。

ただ、ドルワーム王国近くで戦ったアロエおにからは経験値を入手できる。Lv15まで上がった。
各地の美容院から、オイルの入手を依頼されていた。
これで、外見のカスタマイズが解禁される。

11:53
スピカ:Lv21 ヒューザ:Lv20 フウラ:Lv20 ダストン:Lv17



[#07] 9/21

続いてやってきたプクランド大陸に住む種族は、プクリポという。
丸っこくてふわふわした、妖精のような生き物だ。
ドワーフが機械と建築で文明を作り上げるなら、プクリポは魔法と科学、そして料理で楽しさを生み出す。
フィールドBGMも楽しい曲だ。

列車はオルフェアの町に到着する。見るからに楽しそうな町だ。

DQ10-31

DQ10-32

DQ10-33

列車駅では、白線の代わりにビスケットの線が引かれている。
しかも厚みがありそうだ。線じゃなくてブロックか?

この町には調理ギルドの本部があり、素材屋で食材を売っている。
試しにスタミナライスを作ってみた。買うと2400Gだが、錬金で作るなら材料費は1260Gだ。


この町で目を引くのは、大きなサーカステント
持ち主のサーカス団が結成15周年を迎える記念に、今日のサーカスは子供は無料だという。
団長のナブレットは、オルフェアの町長も務める。

ところが、それには裏があった。
集まった子供達は全員誘拐される。

この顔を見ると、どこぞのバックレ町長ならぬ市長を思い出す。
しかもバックレならぬパクレ警部も登場する。絵に描いたような暴走探偵だ。

DQ10-34

DQ10-35

そしてこの台詞。由来はDQ8の「おっさん いつの間に!」だ。
定番ネタになりつつある。


ところが、この町長の行動にはさらに裏があった。
銀の丘に行って帰ってくると、町に悪魔ザイガスが現れる。
15年前の契約通り、この町の子供を全員差し出すことを要求する。
しかし町に子供はいない。なぜならナブレットが連れ去っているから。

悪魔ザイガスを討伐するべく、ナブレットはスピカ達に協力を求める。報酬はキーエンブレム。
場所はミュルエルの森、フォステイル広場。
ここには悪魔を弱体化させる仕掛けを用意していた。

そんな流れでボス戦。
悪魔ザイガスの持ち技は、メラミ、イオラ、かえんのいき。
メラミの単体85ダメージがHP維持の目安となる。イオラも全体55と強力なので注意したい。
しかし1回行動なので、祝福の杖、ベホイミ、癒しの風で着実に回復すれば何の問題もない。
はっきり言えば楽勝だった。

このバトルのみ、ナブレット団長が助太刀してくれる。
Lv15で、85ダメージのキラージャグリングを連打。MPが切れると通常攻撃に移る。


その後、ナブレットが事の真相を語る。

15年前、この国に未来予知の能力を持つプクリポがいた。
名はアルウェ、実を言うとナブレットの妹だ。
3つまでならなんでも願いが叶う、不思議なノートを持っている。
その1つ目は「本物のお姫様になりたい」、と書くと本当に城から迎えが来て、国王と結婚することとなった。

DQ10-36

少なくとも現時点で会ったプクリポの中では、一番ぷくぷくしているような気がする。
調べたところだと、CVはこおろぎさとみさん。
プレイしながら立てた推測は惜しくも外した。ぷくぷくしているだけに、プリン――かないみかさんと推測した。
声優通でも聞き分けるのが難しいと言われる2択だ。


予知能力に目を付けたのか、アルウェの前に悪魔ザイガスが現れた。
魔族をおびやかす、救世主の出現についての予言を得るために。

彼女の予言は「救世主は15年以内にオルフェアで生まれる」。
ならば悪魔からすれば、その15年後にオルフェアの町で子供を始末すればいい。
そこで、15年が過ぎるまでは子供達に手を出さないことを約束させた。

そして、アルウェは兄にこのことを伝えた。助っ人が現れることも含めて。
その時には自分はいないだろうことも、すでに予知していた。

しかしその一方で、救世主は生まれないことも知っていた。
そこでノートに2つ目の願いを書いた。
「プクリポのみんなを救っちゃうようなイケメンがあたしの息子に生まれますように」と。
1年後に生まれたのが、ラグアス王子だ。
今作のパーティメンバーの1人として紹介されているが、オルフェアのエピソードでは登場しない。
おそらく、城で会うこととなるだろう。


こうして事件は解決、改めてサーカスが行われる。
謝礼にプレゼントされたアクロバットケーキの中に、白のキーエンブレムが入っていた。
サーカスを始める前は、ナブレットはパティシエだったのだ。
今日も、サーカスの後は特製のケーキを子供達に配るという。

これでキーエンブレム4個、武器防具屋にも新たな装備が入荷する。
できれば鍛冶で作って強い物を手に入れたいのだが、レシピは店売りされていても要求レベルを満たしていない。
今のところは店売り品を買って使おう。
打ち直しの宝珠で強化する手もあるが、まだ販売されているのを見たことがない。


オルフェアの町でやることを終えたら、いつものようにプクランド大陸を回る。
東にプクレットの村、西にメギストリス城がある。

ただし、今回は町でのトレジャーハントはしない。
鍵が必要な宝箱があるため、開けるための鍵を入手してからの方が効率がいい。
キーエンブレムを5個集めれば何かが起きるようなので、そのイベントで入手できるような気がする。
本棚からレシピ本を手に入れているが、城下町で入手できる物はレベル不足で作れない物がほとんどだ。

DQ10-37

おまけ。プクリポって名前通りぷくぷくしてるね・w・
スライムのような口も特徴だ。
しかし、頭が刈り上げだとあまりかわいい気がしない。髪ふわふわだといいんだけど。

15:18
スピカ:Lv22 ヒューザ:Lv22 フウラ:Lv22 ダストン:Lv20



[#08] 9/23

五大陸で最後に訪れるのは、オーガ族の住むオーグリード大陸
この大陸には、グレンとガートラントという2つの国がある。

いつものように、列車で上陸だ。駅はグレン城下町にある。
山を切り開いて作った町で、頂上にそびえる城は要塞のようだ。
城内に鍛冶ギルドがあり、玉座の間から見下ろせる構造になっている。
おそらく、鍛冶はこの国の誇りとも言える産業なのだろう。

オーガは仲間や君主のために奮い立つと止まらない、情に厚い戦闘民族だ。
力と技を磨くのみならず、グレン城では薬草の栽培にも力を入れている。
仲間のために質のいい薬草を育てるのは、戦士のたしなみらしい。
国王主催の薬草コンクールも開催されているとか。


ところが、バグド王の様子がおかしい。
隣国のガートラントに戦争を仕掛けるつもりのようだ。
居合わせた賢者エイドスの話では、魔瘴の影響で判断が狂っているという。

賢者エイドスとともに、オーグリード大陸で2か所のダンジョンに行く。
ベコン渓谷でレムルの聖杯を入手し、ランドン山脈でグロリスのしずくを注ぐ。
これでバグド王の魔瘴を除去するというわけだ。

エイドスはバトルでも一緒に戦ってくれるが、Lvは12と低い。
イオ、ドルマ、ホイミという、賢者の呪文を使用する。


話を進める傍ら、請け負っていたクエストを4つこなす。
マドハンド、たてまじん、チャームバット、ガチャコッコがターゲットだ。
このうち、魔法使いの職業クエストで討伐するガチャコッコはイオで仕留めなければならない。

また、ゲルト海峡ではバンジージャンプができる。30分テンションアップの効果がつく。
やってみると、いかにもなカメラワークで迫力を味わえる。
もちろん実際にやった時の迫力には遠く及ばないが。
エイドスはジャンプしなかったのか、効果を得られない。
システム的にはゲストだからだろうけど、おそらく老齢には刺激が強すぎるだろう。


これまでと異なり、ボス戦が2つあるエピソードだ。
まずは妖剣士オーレン。洞窟の奥に行くと、手下のがいこつ達がオーレンを組み立てる
頭を装着して、完成だ。

DQ10-38

推定240という強烈な攻撃力を持ち、一撃で100ダメージを与える。
振り下ろしはさらに強力、一撃で倒されかねない。
全体65のなぎ払い、単体の有利な状態を消す零の洗礼も使用する。

幸いにしてヘナトスが通るので、それで攻撃力を下げる。
あとはスピカを最優先で守りつつ、攻撃だ。
ダストンのバイシオンとルカニを活用すると、スピカとフウラよりもヒューザの方が大ダメージを叩き出せる。
魔法部隊には回復も受け持つため、この辺からヒューザがメインアタッカーになりつつある。


もう1体のボスは、水竜ギルギッシュ。
こちらは3種類の全体攻撃を主力とする。ヒャダルコ、アイスプレス、フリーズドロップだ。
特にフリーズドロップは全体に80~90と強烈。
攻撃力は180前後、60ダメージは見ておきたい。

ただし1回行動なので、回復は十分追いつく。
全体攻撃に対しては、フウラの癒しの風で対処だ。

さらに、スピカは超暴走魔法陣を使う。
呪文の暴走率が大きく上がる。しかも味方全体に有効なので、仲間に呪文使いが多いとさらに効果的だ。
これは特技の中でも特別な「必殺技」で、MPではなくテンションを消費する。


入手したグロリスのしずくで、国王は元に戻った。
スピカ達の活躍により戦争が回避されたことを知った国王から、黒のキーエンブレムを授与される。

18:35
スピカ:Lv23 ヒューザ:Lv23 フウラ:Lv23 ダストン:Lv21



[#09] 9/25

ついに5個のキーエンブレムが揃った。
賢者ホーローに会うなら、列車に乗ろう。今まで会った場所は全て列車内だ。

今回は、物語の折り返しにあたる重要なエピソードだ。
行き先が2つあるが、いずれも1人旅となる。
スピカの装備を可能な限り強化してから始めよう。

DQ10-39

現在のLvは23。旅が軌道に乗ってからはいつも通り敵シンボル極力回避で進めているので、低レベルで進んでいる。
店売りされている鍛冶レシピの要求Lvからして、この時点での到達Lvは30前後だろう。

また、この辺からスキルアップパネルを入手できる。
スキルパネルにセットすることで、周囲のスキルの効果を上げる。
ステータス上昇であれば上昇値がさらに伸び、特技であれば効果延長や回復力上昇などの効果がつく。


予想通り列車で再会した賢者ホーローとともに、ついに冥王ネルゲルの本拠に乗り込む。
場所はオーグリード大陸のランドン山脈、そこに目指す場所――冥王の心臓はある。

ところがネルゲルの闇の力は強く、並大抵の突入手段は通じない。
ホーローの心当たりは、破邪舟という箱舟。
アストルティアの大陸間鉄道も、大地の箱舟という別名から思いつく通り元は天の箱舟だったという。
ここでDQ9とのつながりが出てきた。

この船は、破邪舟師という専門の術師でなければ出すことができない。
一子相伝の秘伝の魔術らしく、現代の継承者はグレン城下町に住んでいる。
だが、その家を見つけるのに手間取った。
この町、岩壁に家のドアを取り付けているからわかりにくい。

しかし、その術は現代では継承されていない。
破邪舟師の子孫のフルッカも、絵に描いたようなぐうたらだった。


ならば、過去に飛んで歴史を変えるしかない。
まずスピカが人間に戻り、時渡りの術を取り戻す必要がある。
もとはウェディではなく人間だったことを、ここで仲間も知ることとなる。

DQ10-40

試さなくてもわかるが、この台詞はウェディでないと聞けない。
エルフならフウラの台詞が変わるだろう。


幽体離脱してエテーネの村に飛び、アバの魂とカメ様に導かれたスピカは本来の外見を取り戻す。
このエピソードの間は人間でないと話が進まないが、以降は教会にてウェディの外見と切り替えができる。

その帰りに、転生の神殿でウェディのスピカと話をする機会が。
ネルゲルのネクラ野郎、ね……。

DQ10-41


スピカが人間に戻ったことで、過去に行けるようになる。
フルッカの家の書籍によれば、破邪舟の話が出なくなったのは500年前。
今度はその時代に飛んで、歴史を変える。交通手段は列車だ。

500年前の、グレン城下町に列車は入る。
世界を焼き尽くす偽りの太陽「レイダメテス」による大災害の時代だ。
行ける範囲はオーグリード大陸の、グレン地方のみ。
グレン城には人間が住み、エルフとウェディ、オーガとドワーフは共同で集落を作っている。
プクリポは海峡に住んでいる。

当代の破邪舟師ベルンハルトは、単独でレイダメテスを破壊しに向かったが返り討ちに。
その息子、エルジュが術を継承するのを、スピカがサポートする。
声のイメージも含めて、どことなくホルスっぽい。

ゲルト海峡の洞窟では、見かける宝箱は鍵付きばかり。
そろそろ鍵を入手できていい頃だと思うのだが、一体どこにある?


この時代には、破邪舟師の他に高名な術師が3人いる。
破邪舟術を継承するには、他の3人の術師の立ち合いが必要。
エルフのヤクル、プクリポのフォステイル、オーガのガミルゴだ。
このうち、フォステイルはオルフェアの町で名前は聞いている。

ヤクルとガミルゴには、それぞれヒメアとガルミィという娘がいる。
この2人が今回一緒に戦ってくれるゲストで、2人とも子供ながらかなり腕の立つ呪文使いだ。
後でフウラに聞いたところ、ヤクルは現代でも歴史に名を残す偉人らしい。
ヒメアはツスクルの村におり、クエストで会うことができる。


各地を旅するうち、現代ではオーガの城であるグレン城に人間が住んでいるのは
貴重な水を温存すべく、他の種族を追い出したためだと判明する。
そのため、ガミルゴ率いるオーガとドワーフは戦争を計画している。
継承の儀を行う条件に、グレン城の明け渡しを要求される。

城主のシオドーアへの説得は失敗、不完全な破邪舟術でレイダメテスに乗り込む。
最も近くに船を出せる、ランドン山脈の山頂からなら手が届く。

DQ10-42

突入前のひとコマ。全ての種族が共存するアストルティアを、子供の手で始めよう。
ヒメアのCVには聞き覚えがあった。調べてみると予想通り能登麻美子さん。


レイダメテスの内部には、炎の神殿がある。
エルジュは他にやることがあるので同行しない。もとより戦えないが。
突入部隊は、スピカ、ヒメア、ガルミィの3人。女子力でがんばるとしよう。

DQ10-43

ここでは、じごくのもんばんと3回戦うことになる。
小ボス扱いなのでHPが1000前後と高い。
シンボルエンカウントで、猛毒の霧にベホイミスライム呼びを持つあたり、DQ6の同種を思わせる。
さらに今回は120ダメージの痛恨が追加。
従来通りゲストだけ残っても全滅扱いだった場合、撤退することとなっていた。


同行しているヒメアとガルミィは、ともにLv28で呪文を得意とする。
ヒメアはベホイミ、ベホマラー、ザオで回復を行い、おうぎのまい、ひばしらで攻撃もする。
この時点でのベホマラーは本当に頼りになる。
ゲストゆえに1戦ごとに回復するため、MP切れも心配ない。

ガルミィはメラミ、イオラ、ヒャダルコ、祝福の杖、早詠みの杖、ぶきみなひかりを使用する。
スピカに先んじて中級呪文を覚えており、軽く3桁ダメージを叩き出す。

魔法使いが2人いるので、暴走魔法陣が大いに役立つ。
暴走した中級呪文なら3桁ダメージに乗る。
ぶきみなひかりを交えればもっといい。ボスにも結構な確率で入る。

他の敵シンボルは全部回避。フレイムドッグやヒートギズモに加え、DQ7ではボスだった炎の巨人もいる。
ゴール手前には動く石像の集団が登場。DQ11ではパペットマンが同じように並んでいた。
いずれにしても、走り抜けるのみ。


事前に聞いた通り、最深部には守護神ラズバーンがいる。
山場だけあって、ボス戦があるのは予想できていた。

今作では初の、2回行動を行うボスだ。
通常攻撃を主体に、ウィップラッシュ(全体45)、ファイアスパーク(全体65+転び)を使う。痛恨は100ダメージ前後。
また、ボスには珍しく様子を見るだけのターンもある。
パターンはローテっぽくはない。傾斜のあるランダムと思われる。

こちらの戦術は道中と同じく、暴走魔法陣で強化した呪文で攻める。
スピカもヒャダルコを覚えたので、ガルミィと2人で連射する。
HPは2400前後もあるが、暴走ヒャダルコで180ダメージは見込めるので
15~20発ほど打てば倒せるだろう。
回復もヒメアのベホマラーで基本なんとかなる。


だが、ラズバーンの目的は達せられた。
将来に魔族の王――冥王ネルゲルを復活させる準備は整った。

一行は破邪舟に乗り、グレン城に帰還する。
ここでのBGMもDQ9だと思うが、どの曲だ?


これで船術の一族の歴史が変わった。
まじめな術師に生まれ変わったフルッカは、先祖エルジュから破邪船術を継承してきた。

ところが、フルッカの術ではネルゲルの闇に勝てない。
姪のフィーフィには優れた才能があるらしいが、本人やる気なし。
なかなか見所のあるポンコツ娘だ(ダストン談)。

ならば、不可能に思えることを成し遂げてみせよう。
五大陸それぞれにもう1個、入手できるキーエンブレムがある。
これまで集めた物と合わせ、全部で10個。

かくして、物語は後半に入る――

22:14
スピカ:Lv25 ヒューザ:Lv23 フウラ:Lv23 ダストン:Lv21


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